雛人形の歴史は古く平安初期。今から1000年も前に遡ります。源氏物語の中にも「ひいなの遊び」と呼ばれる宮中の幼い姫たちの人形遊びが記されています。桃の節句は本来3月の最初の巳(み)の日を指していましたが、のちに3月3日に定まりました。中国ではこの日に水辺で身を清める習慣があり、それが平安時代に日本に伝わり水辺でお祓いをした人形(紙や草で作った簡素な型代)を水に流して送る日本古来の風習と結びついて「流し雛」の風習が生まれました。これが雛祭りの起こりといわれています。
飾る場所、収納スペースを考えてあらかじめお部屋のサイズを調べておきます。それからお人形をみる訳ですが、まず予算を決めてからお顔はもちろん、衣装、特にお仕立・形など全体の調和のとれたものを選びましょう。
ひときわ華やかで見ているだけでほっとするお雛様。伝統的な着付け技法を用いた衣装着雛が一般的です。飾る場所に余裕があれば七段飾り、なければ三段・親王飾り(平飾り)がおすすめ。予算やお好みにあわせ自由に組み合わせできるので、他にはないオリジナルのセットが可能です。
桐粉にしょうふ糊をまぜて作った彫刻のようなボディに溝をつくり、生地をはめこんで着せ付けたお雛様。飾る場所・片付ける場所をとらず、独創的な作品が多くみられます。ご二女・ご三女様には、立雛が人気です。
雛飾りは母方様のご実家から贈られる場合が多いのですが、父方様からはお出迎え人形として“いちまさん” を贈られてはいかがですか。“いちまさん” の様にかわいらしく育ちますようにと願いをこめて・・・。
お仲人様やご親戚・ご友人からはお雛様に華やかさを添える童人形。節句がすんだ後もそのまま飾っておいても楽しいものです。他にも掛軸やタペストリーなども取り揃えております。
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